
これまでなんとなく生きて来た
大事なことって言われても
そんなのわからんよ
価値観は?って聞かれても難しすぎる
これまでの人生の中で多くの選択をしてきたんじゃないでしょうか?「自分はこうしたい」と思いながらも「もう決まっているから従って」と言われて言われた通りに選択した経験はありませんか?本当は納得できていないけど仕方なく「言われたからその選択をした」という経験。
その感覚は自分の「大事なこと」とは違うものを選択したことによって起きた不具合です。「大事なこと」だとイメージが付きにくい方は、「価値観」と置き換えてもらえば大丈夫です。
この記事は次のような悩みを持つ方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 大事なことがわからない
- 人に流されて生きてきた
- 人生を自分中心に生きたい
- 何か目指す目標が欲しい
この記事は「本当にやりたいことを見つける」ために必要な「大事なことの見つけ方」をまとめたものです。全体像を先に頭に入れておくと理解がしやすくなります。
※これ以降は大事なことを価値観と表記している部分が多くなりますが、同じ意味だと捉えてください。
価値観、とは?


価値観とは「自分はどうありたいか、どう生きたいか」といった人生の目的のようなものです。
僕の場合は、「社会的に正しくありたい、人を喜ばせる存在でありたい」などといったものが、僕の価値観に当たるものです。価値観に合わない生き方や仕事をしていると知らず知らずのうちに心が消耗していきます。
「社会的に正しくありたい、人を喜ばせる存在でありたい」という価値観があるにも関わらず「詐欺をして人を悲しませてお金を奪う」というような価値観に合わないことをしていると心が病んでしまいます。
自分の価値観に従って生きるというのは、心を健康的に保つためにもとても大切なことです。
価値観は2軸で考える
価値観は2軸で考えると生きるうえでも働くうえでも使い勝手が良いので、ぜひ2軸で考えてみてください。
1.人生軸=人生の目的
2.仕事軸=仕事の目的
<1.人生軸=人生の目的>
人生の目的は「自分はこう生きたい」というような生きる指針です。僕の例をあげると「社会的に立派な人間でありたい」というのが人生の目的になります。
人生の目的がわかると迷いが無くなります。人生に迷った時には立ち返る場所になります。



なんだか納得がいかないなぁ
僕は、どう生きたいんだっけ?
社会的に立派な人間でありたいから
僕の価値観に合っている方を選ぼう!
<2.仕事軸=仕事の目的>
仕事の目的は「人にこんな影響を与えたい!」というような行動の指針です。僕の例をあげると「人を喜ばせること」というのが仕事の目的になります。
価値観を中心に仕事を探したり、作ったりすることでモチベーションが途切れません。仕事の形は時代によって様々に変化しています。時代に合わない仕事になり生活が成り立たなくなることもあるでしょうが、価値観を中心として仕事探しや仕事作りをすれば必ず新しい仕事が見つかります。



舞台でお笑いができなくなったぁ
僕の価値観は人を喜ばせることだから
やり方を変えよう。
YouTube発信でも人を喜ばせることができる!
人生の目的と仕事の目的が1本に重なり合う時に僕は夢中になることができます。ReStartゴロー活動はこの2軸が重なり合う「社会復帰を応援する」をテーマに発信しています。YouTube「ReStartゴローの社会復帰応援Ch.」もぜひご覧ください。
本物の価値観、偽物の価値観
人に全く共感されないとしても、自分はこう生きたいと思えば立派な価値観です。こう生きるべきという偽物の価値観を自分の価値観と勘違いしないようにしましょう。



人を思い通りに操りたい
上手くコントロールするのが快感
社会手的に正しくないことも立派な価値観です。自分の価値観を大切にして生きることが心の健康にとっては大切なことです。
<べき言葉は偽物の可能性がある>
偽物の価値観に支配されている人は「べき言葉」を使うことが良くあります。多くが親や社会から刷り込まれて来た価値観です。
「〇〇すべき」というものがべき言葉です。偽物の価値観をあぶりだして本物の価値観を見つけるためには、「〇〇したい」かどうかでその価値観が本物の価値観かどうかを見つめなおしましょう!
自分の価値観を知ることの重要性が理解できましたか?まだ「自分の価値観がわからない」という方は以下を参考にして価値観を見つけてください。
【4STEP】自分の価値観の見つけ方
【4STEP】得意なことの見つけ方
- 価値観クエスチョン
- 価値観マインドマップ
- 価値観に優先順位をつける
- 人生の目的、仕事の目的を分ける
STEP1.価値観クエスチョン
質疑応答から価値観をあぶりだしましょう。もし友人などと一緒にできるのであれば、質問を投げてもらいそれに回答する形でできればなお良いですが、一人でやってもらっても大丈夫です。
価値観クエスチョンでできるだけ多くあなたの価値観になりそうな種を集めましょう。「こう生きたいかも?」というようなものでも一度アウトプットしましょう。
「Q.尊敬する人や友人、歴史上の人物などはいますか?どんなところが尊敬できますか?」
尊敬する人のどんなところに魅力を感じるのかを考えてみましょう。もし「その人のように生きたい」と感じるのであればあなたの価値観を投影した生き方をしているのかもしれません。
「Q.幼い頃や思春期にあなたの生き方に影響を与えた出来事や経験はありますか?」
価値観は比較的若い時期に形成されることがあります。僕は幼少期の頃にテレビに映る天理高校ラグビーの姿を見て「俺もいつか花園の舞台に!あの憧れのジャージを着てみたい!」という強い感情を抱きました。
その時に「多くの人から注目を集めて人気者になりたい」という価値観が芽生えたのかもしれません。
「Q.社会に足りないと思うことは何か?」
あなたの理想と現実のギャップが投影された価値観が浮き彫りになります。
また、「仕事とは社会に足りない何かを提供して対価を得る行為」なので、それはそのまま仕事の目的にもなります。
価値観を浮かび上がらせるクエスチョンはまだまだありますが、それ以外のクエスチョンに関してはまた別の記事でご紹介します。
STEP2.価値観マインドマップ
できるだけ多くの価値観の種を集めたらそれをマインドマップを使ってグルーピングします。感覚的に似ているなと思うものをグループにして共通点を見つけましょう。
僕の場合は次のようになります。
STEP3.価値観に優先順位をつける
価値観の共通点がいくつか見つかったら、どの価値観を優先するかを決めましょう。
優先順位の決め方は直感です。最も「私はこう生きたい」という価値観を第一優先として満たすことができる生き方を探していきましょう。
STEP4.人生の目的、仕事の目的を分ける
「人生の目的と仕事の目的が1本に重なり合う時に僕は夢中になることができる。」と述べましたが、上記であぶりだした価値観を人生の目的と仕事の目的に分けましょう。どちらも同時に満たしている場合は、それで問題はありません。
人生の目的は「生きる指針」、仕事の目的は「人にこんな影響を与えたい」という価値観です。
まとめ
自分の価値観が見つかると自己理解が深まります。自分の価値観を大切にして仕事を選べばモチベーションが途切れず仕事にも夢中になることができます。
ただし、自分の価値観だけで仕事を決めるのは正解ではありません。好きなこと、得意なこと、大事なこと(価値観)の三つが重なる部分が「あなたが本当にやりたいこと」になります。
ぜひ、あなたの価値観をベースに本当にやりたいことを見つけてください。
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