
得意なことなんてないよ
人より努力が必要だし
物覚えが悪いんだよ
人ごみの中「気がづいたら人間観察をしている」というような無意識のクセはありませんか?同僚や友人に対して「もっと上手にやれば良いのになぁ、モタモタしてるなぁ」と感じた経験はありませんか?それがあなたの得意なことです。
得意なこととは、成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターンのことです。この記事は次のような悩みを持つ方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 得意なことがわからない
- 得意なことの見つけ方が知りたい
- 強みを活かして生きていきたい
- 成果を上げて成功したい
この記事は「本当にやりたいことを見つける」ために必要な「得意なことの見つけ方」をまとめたものです。全体像を先に頭に入れておくと理解がしやすくなります。
得意なこと、とは?


得意なことは「成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン」のことだと紹介しましたが、もう少し深堀りして「得意なこと」とは何かをまずは明確にします。
得意なことは無意識にしてしまうクセのようなものです。無意識ゆえに努力してしているようなものではなく、自然と当たり前にしていることなので本人だと気付きにくいものです。
得意なことは他の事と比べると習得も早く成果を出しやすいです。得意なことと苦手なことに同じ時間をつぎ込んで学習した場合、圧倒的に成長スピードが速くなります。そしてあなたが持つ強みに変わります。
得意なことがない人はいない



僕は何をしても人よりも成長が遅くてドジだしバカだし
得意なことなんて恵まれた人だけにあるもの
生まれ持っての才能だよ
「私には得意なことなんてない」と言う人は多いです。では、質問です。
「Q.右手と左手ではどちらの方が使いやすいですか?」
多くの方が利き手の方が使いやすいかと思います。両手を器用に使える人にも使いやすい手があるはずです。これが得意なことを探す重要なヒントになります。
「得意なこと」を見つけるときには「他の人と比べて」という意味合いを捨て去る必要があります。他人と比べてしまうと「オリンピックに出れなかった短距離走の選手は、短距離が得意ではない」が成り立ってしまうのです。
オリンピックに出場できなくても、数ある走力を活かした競技の中で、本人が得意なことである「短距離走」を選んでいるのです。
得意なことを探す時に他の人と比べず、自分の中で得意なことのみに注目してみてください。
得意なこと≠スキル・知識


得意なこと探しをするときにスキルや知識が最初に頭に浮かぶ人がいますが、それは一度忘れてゼロベースで考えてみてください。スキルや知識を得意なことだと考えてしまうと選択肢の幅が非常に狭くなります。
具体的な例を出した方がわかりやすいと思うので、得意なこととスキル・知識を比較してみましょう。
得意なことは「違いに気づく」「人の気持ちを考える」「細部にこだわる」「他者からの見え方が気になる」などで、スキル・知識は「校正・編集」「カウンセリング技術」「掃除の知識」「デザイン」などになります。
校正・編集のスキルがあるからという理由で「校正・編集が得意」と考えると選択肢が狭くなりますが、「違いに気づく」を自分の得意だと考えれば拡がりがみえてきます。
得意なことを仕事にするメリット
得意なことは無意識にしてしまうクセなので仕事にすると成果を出すことができます。得意なことは努力する必要はありません。無意識なクセなので努力しなくても自然とできることです。
「得意なことを活かす」ことができるように行動するだけで良いのです。



あー、この手の仕事苦手なんだよ
くそぉ終わらないよー
どうやればええねんっ
同僚が苦戦しているのを横目に



次、YouTubeのプロジェクト始めるんですか?
任せてください!
僕、言葉や行動で表現するの得意なんです。
ぜひ、僕にその仕事やらせてください
得意な仕事をしていると積極的に学ぶことができ、成果を出しながら成長し大きなチャンスをつかむ可能性が高まります。会社は営利組織ですから成果を出せるなら得意なことだけやっていれば良い、という状況を作ることも可能です。
【4STEP】得意なことの見つけ方
お金がかかっても良いけど得意なことを見つけたいという方はストレングス・ファインダー2.0 という分析ツールがおすすめです。
書籍を購入するとアクセスコードが付いてきます。1冊で1回しか使えないアクセスコードなので、ストレングスファインダー2.0で得意なことを見つけたい場合は必ず新品を購入してください。
「有料はちょっと、、」という方は次のSTEP通りに自分を深掘りするだけで、得意なことが明確になります。少し手間がかかりますがやってみてください。
【4STEP】得意なことの見つけ方
- 無意識のクセを探す
- 友達や身近な人に聞く
- 褒められたことを思い出す
- 苦手なことから考える
STEP1.無意識のクセを探す
冒頭で、得意なこととは「成果を出すために使える無意識な思考・感情・行動パターン」のことだと紹介しました。無意識にしてしまうクセだからこそ見つけにくいですが、「無意識のクセをみつけるぞ」という強い気持ちを持って数日過ごしてください。
必ず無意識にしてしまうクセが見つかります。必ず見つかると言い切る理由は「カラーバス効果」と呼ばれる心理効果があるからです。
カラーバス効果とは
ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目にとどまりやすくなる心理効果
必ず「無意識のクセを見つけるぞ」と強く意識して過ごしてください、手の平にでも書いておくとより効果的です。
STEP2.友達や身近な人に聞く(他己分析)
あなたのことをよく知っている人に「私の長所や短所、得意なことって何かな?他の人と違うところでも良いから教えて欲しい」と言ってみてください。意外な答えが返ってくることがあります。
返ってきた答えが「自分の短所だと思っていたこと」という可能性も大いにあります。自分では短所だと思っていたことも見る人によっては長所に変わることもあります。
STEP3.褒められたことを思い出す
これまでの人生で褒められたことを思い出してみてください。自分では普通と思っていたけど傍目から見たらすごいことである可能性はあります。
僕は、お笑いの仕事が全く無くて海鮮系の居酒屋バイトを8年間していました。僕にとっては魚をさばいたり煮付けを作ったり、炭火焼きや天ぷらをすることは簡単です。当たり前すぎて普通のことです。しかし、人には魚をさばくことができるだけで褒められます。
誰にでも「褒められる部分」は必ずあります。人に褒められたことが思い出せないなら、自分で自分を褒めたことを思い出してみてください。
STEP4.苦手なことから考える
苦手なことを裏返すと得意なことになることは大いにあります。



うじうじ考えすぎて行動に移せない?
それって慎重に考えて行動できるってこと!
間違いが少なく済むからコツコツ仕事に向いてるね



対面で話すのが苦手なの?
あ、チャットだったら話せるんだね
それって在宅ワークに向いてるね



パソコンが苦手なの?
でも話すのは上手だよね?
もしかしてYouTuberになれるんじゃない?
STEP通りに進めるとあなたの得意なことが見つかります。ぜひ実践して得意を見つけてください。
得意を見つけて圧倒的な成果を出す方法
得意を見つけたらぜひ「得意を活かすにはどうすれば良いか?」を考えてみてください。おすすめは得意が活きる場所に移動することです。
「プロダクトアウト・マーケットイン」という言葉を知っていますか?
プロダクトアウトとは、商品開発や生産、販売活動を行う上で、買い手(顧客)のニーズよりも企業側の理論を優先させることである。「作り手がいいと思うものを作る」「作ったものを売る」という考え方。
マーケットインとは、消費者のニーズを優先し、顧客視点で商品の企画・開発を行い提供していくことである。「顧客が望むものを作る」「売れるものだけを作り、提供する」という考え方。
https://www.macromill.com/research-words/market-in.html
得意を見つけ(プロダクトアウト)して必要とされる場所で活かす(マーケットイン)という発想です。



得意が見つかったら
その得意を活かせる仕事をすると
どんどん成長して圧倒的な成果を出せます
まとめ
得意なことに関する間違った考え方や得意なことの見つけ方をご紹介しました。あなたの得意は見つかりましたか?ぜひ、得意なことを見つけてどんどん成長を加速してください。
苦手なことを克服するほど人生は長くありません。
得意なことからのみ成果は生まれます。ぜひ、得意を活かして圧倒的な成果を出しましょう!
「好きなこと」「得意なこと」が見つかったら、自己理解のために最も大切な「大事なこと」をぜひ見つけてください。


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